三味線、琴、象牙ばち、
べっ甲製品のお手入れ方法
How to Maintain
エアコンの冷房や暖房の熱が直接あたらない状態で保管します。
- 三味線立箱(桐製)、又は三味線トランクに入れて保管する。
- 中に乾燥剤(和楽器専用)を入れておくと良いでしょう。
- エアコンの調整をする。(湿度は30~50%)
- 人が快適と思われる温度、湿度が良いでしょう。
- 皮は経年によって少しずつ緩んできますので、音色に冴えがなくなってしまいます。その時は皮の張替えをお勧めいたします。
- つや布きんでさおを拭く。
- 湿気を払う方法として、つや布巾又は日本手拭で皮の表面の周り(経口)を拭く
演奏、練習後のお手入れ 琴
ホコリも木目をつぶすので演奏又は練習が終わった後 綺麗な手ぬぐいや艶布巾等で空拭きして下さい。琴柱を外し、布製の袋などに入れて保管します。
皮革やビニール製の袋に長期間入れるのは通気性がないのでカビの原因になる場合がありますのでお勧めしません。
十月のお手入れ
秋本番を迎え 気温、湿度共、低めで和楽器には安心な季節ですが、時々は入れ物(立箱、トランクケース)を陰干しをして乾いた風を入れたり空拭きをして下さい。お部屋の温度、湿度調整を常に心掛けましょう。日頃のお手入れはとても大切ですので下記の事を心掛けましょう。
- 三味線 三味線ケースや長袋から出してまめに乾拭きしましょう。 特に皮の周り(経口の部分)や出来れば胴掛けもはずして空拭きして下さい。 同時にケースの蓋をあけたり、立箱の中も乾いた風を入れ空拭きして下さい。 通常は、直射日光を避け、エアコンの冷気や暖房の 熱が直接あたらない状態で保管します。
- 象牙撥(長唄、津山)、べっ甲撥(津山、津軽、民謡)のお手入れ 撥入れケースから出して つや布巾や柔らかい布で、ていねいに拭いて下さい。 べっ甲製品には虫がつく場合がありますので撥入れに ナフタリンを入れておくと良いでしょう。
- 糸が当たる部分を〃耳〃といいますが使用頻度により 減って丸くなってきたり又は欠けても元の状態に修復は可能です。